ステップアップのための転職

なぜ転職をしたのか

看護師の就職市場は、基本的に売り手市場なのでそうそう就職に困ることはないと思います。しかし、あまりしっかり就職対策をすることがなかったことが裏目に出て、希望の就職先に就職することができませんでした。それでも、自分にあっているだろう病院を見つけて、就職したのが新卒の春です。
いろんな勉強ができ、2年が経つ頃にはそこそこ仕事もできるようになっていたのですが、自分が配置された科の病気についてはわかるものの、それ以外のことについてはほとんどわからない状態でした。先輩に聞いても、先輩もわからないことが多く、重症な患者さんを受け持つ時は不安が多かったです。
私が苦手としていたのは、循環器全般で、心電図なんてちっともわかりませんでした。苦手なことをそのままにしておくこともできましたが、なんとか克服したいと思い、循環器を専門にしている病院に勤めたいと思ったのが私の転職の理由です。
当時勤めていた病院にも循環器科はあったのですが、人間関係のトラブルもあり、心機一転したいと思い、転職を決めました。

 

転職後の満足度

循環器の専門病院に就職し、集中治療室勤務になりました。不安は多かったのですが、毎日レポートを提出し、プリセプターの方に支えられながら仕事をこなしていました。3年目での転職だったので、また一番下の立場になることへの違和感はほとんどなく、同い年の先輩へも、敬語でしっかり上下関係を築いていけました。
集中治療室ということもあり、仕事一つ一つの根拠を求められたり、処置をしたとに起こりうる副作用など一つ一つ確認しながらの毎日でした。緊張の毎日で、嫌だと思ったこともありましたが、知識が自分のものになっていくことは嬉しかったです。3年経った頃には自分が後輩に教える立場になり、教える難しさを感じながらも、教えることでまた自分の理解が深まっていき、周りからも頼りにされるようになって、仕事への自信も増していきました。私は追い詰められないと勉強しない性質もあったので、勉強しなければならない環境に自分を追い込んだことは間違っていなかったと思います。ストレスはすごかったですが、それに打ち勝って得た知識や技術は、どこにいっても認めてもらえるものだと思えるようになったので、すごく満足しています。

 

転職後の環境

転職したことで、正直給料は下がりました。首都圏から地方の病院に移ったということもあり、3?5万円のダウンがあり、初めはきつかったのですが、それも徐々に慣れました。今までは無駄に使っていたこともあったので、そこを見直し、貯金もできるようになりました。転職に際して、給料がどれくらいになるのかは大事だと思いますが、自分の目標が明確であるなら、多少のダウンは納得できると思います。私はステップアップを転職の目標にしていたので、数万円でステップアップできたのだと思えば問題ないなと思えるようになりました。転職後の試用期間が終われば少し給料がアップするところもありますし、夜勤の回数でも変わってきますが、慣れもあると思っています。

急性期病院から回復期リハ病院へ転職した結果

■看護師として働くこと

私は、母親が看護師として働いていたこともあり、幼少期の頃から絶対母親の様な看護師になり、患者の心に寄り添ったケアのできる看護師になりたいと、ずっと思い描いていました。そんな夢もあった為、迷わず看護学校へ進学し、看護師免許を無事に取得し、晴れて看護師として務める様になったのであります。

 

■急性期病院の看護師として

私が、最初に入職した病院はいわゆる総合病院と呼ばれる、たいていの診療科の揃った急性期病院でした。
急性期病院とは、怪我や病気をされた人が救急車で最初に運ばれて処置をする病院になります。急性期病院は他の回復期病院・療養病院に比べると、どこの部署に関しても忙しい印象があります。
救急で運ばれてくる患者が多いのと、あとは入院日数の関係です。
現在の医療法では、各病棟に基準があり、病名に応じて入院できる日数などにしばりがあるのです。
私の務めていた病院に関しては、1人当たりの患者の入院日数はおおよそ2週間以内でした。
なので、手術する患者であれば手術して術後の経過が良好であればすぐに転院になるケースが非常に多いでした。
私がいた病棟は整形外科だったので、事故等による怪我の方も多かったせいか比較的他の病棟に比べて若い患者が多かったです。
そこでよく
「ここの病院はすぐに転院にするけど、もう少しここで診てほしい」
「転院するのが不安だ」
「環境を変えたくないからここにいさせてくれないのか」
等の相談が非常に多かったです。
また、1人あたり平均して2週間しかいないので、本当に患者の名前が覚えられませんでした。
1人1人のケアをしっかりして、患者と向き合いたいと思っていた私の理想像から今の自分がどんどんかけ離れていくのが非常に嫌になってきていました。

 

■なりたい自分になる為に

私は、自分の中にどういった看護師になりたいかの理想像が明確にありました。
今、働いている環境でその看護師になれるかと自分で自問自答した結果、今の環境では困難であると思い、私は思い切って転職することにしたのです。
こういった経験をしたからこそ、今度は各病院のシステムであったり役割について入念に調べました。
その結果、私には回復期リハビリ病院が向いているのではと思い、回復期リハビリ病院への転職をしました。
回復期リハビリ病院とは疾患別に応じた日数の中でリハビリを行う病棟であります。急性期病院を経て状態が落ち着いた方が転院してくることが多いため、患者と過ごす時間も長く、前の病院よりも自分が理想とする看護師により近づいたと思えます。
各病院で大変なことはそれぞれあるけれど、今の病院では患者に名前を覚えてもらうことができ、頼りにされていることが実感できるので、非常にやありがいがあります。

 

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